野菜づくりを始めたけど市販の農薬は使いたくない!という方も多いと思います。
この記事では、「農薬は使いたくない」けど「害虫から野菜を守りたい」という方へ向けて、誰でもカンタンにできる自然農薬「ストチュウ液」の作り方をご紹介します。
- ストチュウとは?
- 準備するものは?
- ストチュウ液の作り方
- 濃度や黄金比は?
- ストチュウ液の効果は?
これらに焦点をあてて、栽培実績をもとに初心者の方向けにわかりやすくお伝えします。
ストチュウって何?
具体的には、酢と焼酎を混ぜて作られた自然農薬のことを言います。
「ストチュウ」と呼ばれている理由は、酢と焼酎から作られた造語によるものです。
「酢」と「焼酎」(ストショウチュウ) ⇨ 「酢」と「酎」(ストチュウ)
ストチュウは、人が口にする「酢」や「焼酎」をベースに作られる農薬のため、野菜栽培にも安心して散布できるということから、家庭菜園などで広く使われております。
事前に準備するもの
- スプレーボトル
- 500ml〜2000ml
- 竹酢
- 1ml〜4ml
- 米酢
- 1ml〜4ml
- 焼酎
- 1ml〜4ml
- 水
- 500ml〜2000ml
- スポイド
- 5ml〜10ml
「竹酢」のかわりに「木酢」でもOK。効果について比較実験をしましたが、感覚での違いはわかりません。
これ使ってます。使いやすくて噴射が楽です。
スプレーボトルのサイズは、家庭菜園の広さや収納スペースで決めると良いですよ!
ストチュウ液の作り方
これをベースにニンニク汁やトウガラシ汁などをオプション追加しても良いですよ。
ストチュウ液の黄金比
希釈にして約500倍です。
ニンニク汁やトウガラシ汁などをオプション追加する場合も、比率は「1」
- 竹酢:1
- 米酢:1
- 焼酎:1
- 水 :500
この黄金比は、家庭菜園をはじめた頃、プロの方から教えていただきました。これをベースにこれまで試行錯誤して比率を研究してきましたが、この比率に落ち着きました。
ストチュウ液の濃度は濃い方が良いと思いがちだが、
濃すぎても野菜に障害を与え、薄くても効果が小さくなります。
多くの家庭菜園を楽しまれるみなさまへこの比率(黄金比)をオススメします。
ストチュウ液の効果は?
- 殺菌作用
- 焼酎に含まれるアルコールによる殺菌力
- 作物の栄養源
- 酢による細胞強化、根っこを太くする
- 虫よけ効果
- 酢などの臭いが苦手な虫を寄せ付けない
害虫を寄せ付けない効果はありますが、害虫へ直接散布しても殺すことはできません。
雨の日の散布は効果が半減するので避けましょう。
防虫効果を高めるには、1週間に1回以上、晴天の日に葉の両面へ散布すると良いです。
ストチュウ液が余ったら、土壌へ散水しましょう。
家庭菜園を始めたい、農薬を使わずに栽培したいという方へ向けて、私の経験から学んだことを取りまとめてみました。
家庭菜園を初めてみたいけど、栽培場所がないという方は、貸し農園で全国展開している『シェア畑』さんがございます。
これらをご参考いただき、家庭菜園を楽しんでくださる方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。