コンパニオンプランツって何?
野菜の相性!良い組み合わせを知りたい。
という方がこの記事を見ていただいていると思います。この記事では・・・
- コンパニオンプランツとは?
- コンパニオンプランツの効果は?
- 植え合わせの特徴は?
- 植え合わせの具体例は?
これらに焦点をあてて、栽培実績をもとに初心者の方向けにわかりやすくお伝えします。
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良い影響が出る組み合わせ
ご理解いただけたかと思いますが、もう少し掘り下げてみます。
唐突ですがみなさんは、こちらのような経験はありませんか?
- ちょっとあの人無理かも
- 近づくと拒否反応のアレルギーが・・・
- あの人なんか好きなのよね〜
- 一緒にいると幸せな気分になる
生活している私たちもそれぞれ人に対して相性があるかと思います。イメージしやすい人間関係で例えてみましたが、野菜や植物にも相性があるんです。野菜を育てていく中で、相性の良い野菜をご近所に植え合わせて、相性の悪い野菜は遠いところへ離して植えてあげましょう。
- それぞれ集まりやすい特定の虫がいる
- 発生しやすい病気が異なる
- 必要としている要素が異なる
- 野菜や植物を混植して互いの成長を助け合う
- 良い影響を与え合う相性の良い組み合わせ
4つの効果が得られる
どのようにしたら農薬なしに野菜をうまく育てていけるのか?
主に4つの効果があると言われているのでお伝えします。
生育を助ける
異なる野菜を植え合わせることで、互いの草丈を大きくしたり、収穫量が増えたりします。
- 苦手な養分を互いに吸収しあい生長を促進する
- 根の張り方が違う野菜など、水はけ効果や空気の通り道ができ生長を促進する
- 互いに生長を競走させて促進する
- 土を肥沃にしてくれる作物<マメ科>とのコンビで生長を促進する
害虫から守る
異なる野菜を植え合わせることで、益虫を集めやすくしたり、害虫を寄せ付けないようにします。
- 虫が嫌いな香りを放つ野菜<セリ科・キク科・シソ科>で害虫を寄せ付けない
- 害虫の天敵である益虫<てんとう虫など>が集まりやすい環境をつくる
病気から守る
異なる野菜を植え合わせることで、病原菌を減らして、病気にかからないようにします。
- 病原菌を減らしてくれる野菜<ユリ科>を植えて土壌病害から守る
- 良い菌を増やして野菜被害を与える病菌を抑制する<イネ科など>
空間を利用する
異なる野菜を植え合わせることで、スペースを有効に活用し、効率よく栽培します。
- 支柱を立てる必要のある背の高い野菜と低い野菜を組み合わせて効率的に栽培する
- 野菜の株間などスペースを利用して、直射日光や乾燥を避けたい野菜を利用する
分類ごとによる植え合わせの特徴
「コンパニオンプランツ」の組み合わせの特徴について、植物学上の分類ごとにまとめました。
アブラナ科
キャベツ、ハクサイ、ダイコン、カブなど
- セリ科との相性が良い
- キク科との相性が良い
- 害虫の予防と駆除に効果的である
セリ科
ニンジン、パセリ、セロリなど
- アブラナ科との相性が良い
- 独特の香りで害虫の予防と駆除に役立つ
キク科
シュンギク、レタス、マリーゴールドなど
- アブラナ科と相性が良い
- 独特の香りで害虫の予防と駆除に役立つ
- センチュウの防除
マメ科
ラッカセイ、エダマメ、インゲン、エンドウなど
- ナス科と相性が良い
- 根につく根粒菌により土壌を肥沃にする
- ウリ科やセリ科との混植はセンチュウが増加する
ナス科
トマト、ナス、ピーマン、ジャガイモなど
- マメ科と相性が良い
- ヒガンバナ科を混植して病気予防
ナス科の中でもジャガイモに関しては、ネギを除き、多くの野菜と相性が良くないので、独立して栽培することをオススメします。
ヒガンバナ科
ニラ、ネギ、ニンニク、タマネギなど
- ナス科と相性が良い
- ウリ科と相性が良い
- 根につく拮抗筋が一部の病原菌を抑える
シソ科
シソ、バジル、ミント、ローズマリー、ラベンダーなど
- 独特の香りで害虫の予防と駆除に役立つ
ハーブの中には、他感作用で野菜の生育を抑制するものがあるので注意
ウリ科
キュウリ、ズッキーニ、カボチャ、ゴーヤ、スイカなど
- イネ科と相性が良い
- ヒガンバナ科を混植して病気予防
イネ科
トウモロコシ、オオムギなど
- ウリ科と相性が良い
- 不要な肥料分を吸収して掃除する作物
- バンカープランツとして有効
サトイモ科
サトイモ、コンニャクイモ、キョウイモなど
- ショウガ科と相性が良い
ショウガ科
ショウガ、ミョウガ、ウコンなど
- サトイモ科と相性が良い
アカザ科
ホウレンソウなど
- ヒガンバナ科を混植して病気予防
ヒルガオ科
サツマイモなど
- マメ科と相性が良い
家庭菜園を初めてみたいけど、栽培場所がないという方は、貸し農園で全国展開している『シェア畑』さんもございます。
これらをご参考いただき、いろいろな栽培方法(土づくりや肥料など)を考えて家庭菜園を楽しんでくださる方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。