スティックセニョールを栽培するには、どうするんだろう?
スティックセニョールを生育していくうえで、何をすれば良いのか?
多くの情報があって何を信じたら良いのかわからない。
などと困ったことはありませんか?
- 栽培のタイミングは?
- 栽培準備は?
- 苗選びのポイントは?
- 植えつけのやり方は?
- 支柱立てのやり方は?
- 誘引のやり方は?
- 水やりの必要性は?
- 追肥のタイミングは?
- 追肥のやり方は?
- 頂花蕾(ちょうからい)の摘芯は?
- 収穫のタイミングは?
- 収穫のやり方は?
- かかりやすい病気と害虫対策は?
これらに焦点をあてて、初心者の方向けにわかりやすくお伝えいたします。
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スティックセニョール栽培11のポイント
スティックセニョール栽培を管理していくうえで、必要な情報をまとめてみました。
これからお伝えするポイントをおさえれば、失敗する確率は低いと考えています。
植えつけ前の準備
スティックセニョール栽培をする前に、いくつかポイントをおさえておく必要があります。
用語については、野菜作りの知識 の中でそれぞれ詳しく解説していますのでご覧ください。
◇簡単用語解説
高畝とは・・・高さが15㎝以上の高めの畝
1条植えとは・1列で野菜を植える
畝幅とは・・・野菜を植える床の幅
株間とは・・・野菜の苗と苗の間
支柱とは・・・野菜苗の茎やツルを這わせたりして実や株の重さから支える柱
誘引とは・・・支柱と茎などをヒモなどで結ぶ作業
マルチとは・・ビニールなどで土を覆うための資材
これ使ってます!設置から管理まで非常に便利です。
ご家庭の栽培面積に合わせて長さも1M,2M,3M,4M,5Mとあります。
土壌のpHを6.3に調整しよう
スティックセニョールは、平均的な土壌のpHを好む野菜です。
具体的数値として、pHを6.0〜6.5以内でOKです。
市販の酸度計をいろいろと試しましたが、こちらのタイプに落ち着きました!
電池要らずで、穴掘って水いれて刺して測るだけ!
1㎡の面積でpHを0.5上げるには、「石灰」を一握りまきます。
反対にpHを0.5下げるには、「ピートモス」を一握りまきます。
酸度調整用として保有していると便利ですよ!
植えつけは8月下旬が◎
スティックセニョールの苗は、ホームセンターなどで8月上旬ごろから販売されています。
苗での販売数として、4連株、16連株が多いようです。
良い苗選び7のポイント
ホームセンターなどで苗を購入するとき、どのような苗を選んだら良いのか?
全部は難しいと思いますがご参考ください。
- 茎がズッシリとした太い苗
- 本葉が4〜5枚以上ある苗
- 葉のバランスが良い苗
- 葉に勢いがある苗
- 濃い緑色の葉をした苗
- 害虫に食べられた跡がない苗
- 節間が詰まった苗
初めてスティックセニョール栽培をされる方は、苗の購入をオススメします。
植えつけ前に支柱を立てよう
植えつけする株元へ、1本の支柱を事前に立てておきましょう。
支柱は、苗が成長した茎が倒れにくくするための支えなので、60㎝ぐらいまでの高さまででOKです。
植えつけ後に支柱を立てると根っこを傷つける恐れがあるため、先に1本の支柱を立てた方がGOOD!
写真でわかる植えつけ手順
植えつけ手順!
植えつけ後に水やりしたあとは雨のみ
植えつけ後は、たっぷりと水をあげましょう。
その後は、雨のみで大丈夫です。
支柱を茎に誘引しよう
スティックセニョールの茎と支柱を麻紐などで誘引しましょう
2週間ごと株間に15g追肥しよう
収穫した後も化成肥料をあげると、どんどん収穫できますよ。
15gの目安は、掌をまっすぐ広げた状態で化成肥料を置いて落ちないぐらいの量です
頂花蕾は500円玉ぐらいで摘芯
植えつけから50日で収穫のサイン
側花蕾(そくからい)の先端から10cmから20cmのところを切って収穫しよう
かかりやすい病気と害虫の情報
スティックセニョールにかかりやすい病気と害虫の情報を、多くの本などから調べてまとめてみました。
食害性害虫!アオムシ(モンシロチョウ)
株間をあけ、風通しの良い環境を整え、防虫ネットをして対策をしましょう。
葉に穴があき、緑色で細かい毛のある虫がいる
4〜6月、9〜11月
葉
- モンシロチョウが飛んでいる場合は、葉に産卵する可能性が高いので注意する
- 寒冷沙で株を覆って、モンシロチョウからの産卵を防ぐ
- 植えつけする葉の表裏を確認し、産卵やアオムシがいない状態にして防虫ネットで畝を覆う
- ストチュウ水を1週間に1回、葉裏などに散布する
- 日頃から葉の表裏を確認して、卵やアオムシを見つけて捕殺する
食害性害虫!ヨトウムシ(ヨトウガ)
葉の表皮を半透明に残してかすり状になり、葉の裏側に幼虫の卵の塊が多数あり、幼虫が群生している
4〜6月、9〜11月
葉
- 寒冷沙で株を覆って、成虫の産卵を防ぐ
- 植えつけする葉の表裏を確認し、産卵やヨトウムシがいない状態にして防虫ネットで畝を覆う
- ストチュウ水を1週間に1回、葉裏などに散布する
- 葉裏に卵の塊を見つけたら、葉ごと取り除く
- 葉裏や株元の落ち葉の裏側などを確認し、見つけたら捕殺する
スティックセニョール栽培を初めてされる方が、抵抗なく楽しい栽培をいただけるように、私の経験から具体例を取りまとめて投稿してみました。
家庭菜園を初めてみたいけど、栽培場所がないという方は、貸し農園で全国展開している『シェア畑』さんもございます。
これらをご参考いただき、いろいろな栽培方法(土づくりや肥料など)を考えて、家庭菜園を楽しんでくださる方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。