トマトは、芽かきと支柱立てが収穫量を左右する野菜です。この記事では、栽培計画から苗選び、ニラとの混植、芽かき、支柱立て、追肥、鳥害対策、収穫のタイミング、病気や害虫対策まで、14のポイントに分けて栽培実績をもとにわかりやすく紹介します。
記事の写真は、すべて私が撮影したものです。2021年は5月3日にニラと一緒に苗を植えつけ、5月15日に芽かき、6月1日に下葉取り、6月25日に収穫、6月26日に鳥に食べられた実の写真を撮りました。
結論:トマトを病気から守って収穫する5つのコツ
- 病気は症状で見分けて早めに対処。急にしおれたら青枯病、新しい葉が黄色く巻いたら黄化葉巻病を疑う。どちらも治らないので、株ごと抜いて処分する
- 植えつけは関東でゴールデンウィーク前後。私は6月下旬に植えて、9月ごろ実がついた後に病気にかかり、失敗したことがあります
- わき芽は小さいうちに、晴れた日に手で取る。切り口から病原菌が入るのを防ぐため
- 水やりは控えめでよい。ただし土をカラカラに乾かしたままにしない(実のお尻が黒くなる尻腐れの原因)
- 実が色づく前に三角ネットで鳥よけ。ヘタ付近まで色づいたら収穫
トマトは雨と湿気が苦手で、日本の梅雨には不向きな野菜です。だからこそ、植えつけの時期と、わき芽・下葉の手入れで風通しを良くすることが大切です。株がしおれた、葉が黄色く巻いた、実のお尻が黒いなど、困ったときは記事の後半の「症状から引ける早見表」から確かめてください。
トマト栽培14のポイント

トマト栽培を管理していくうえで、必要な情報をまとめてみました。
次に紹介する14のポイントをおさえていけば、失敗する確率は低いと考えています。
トマトを育てる準備をしよう
初めてトマト栽培をされる方は、種からではなく苗から育てるのがオススメ!
用語については、野菜づくりの知識の中でそれぞれ詳しく解説していますのでご覧ください。
簡単用語解説
高畝(たかうね):高さが15cm以上の高めの畝
2条植え:2列で野菜を植える
畝幅:野菜を植える床の幅
株間:野菜の苗と苗の間
支柱:野菜苗の茎やツルを這わせたりして、実や株の重さから支える柱
誘引:支柱と茎などをヒモなどで結ぶ作業
マルチ:ビニールなどで土を覆うための資材
同じ場所でナス科を続けて育てない
本などから調べた一般的な情報です。トマトやナスを続けて育てた畑では、青枯病などの「連作障害」が起きやすくなります(サカタのタネ)。トマト・ナス・ピーマンなどナス科の野菜を3〜4年育てていない場所を選びましょう(サカタのタネ「ナス」の資料)。同じ場所で育てるときは、病気に強い接木苗を選びましょう。
土壌のpHを6.3に調整しよう
トマトは、平均的な土壌のpHを好む野菜です。

- 土壌のpHって何?
-
土の酸性度を計測する数字です。野菜によって育ちやすい酸度が違います。
市販の酸度計をいろいろと試しましたが、こちらのタイプに落ち着きました!
電池要らずで、穴掘って水いれて土混ぜて刺して測るだけ!
1㎡の面積あたりpHを0.5上げるには、「石灰」をひと握りまきます。
反対にpHを0.5下げるには、「ピートモス」をひと握りまきます。
酸度調整用として保有していると便利ですよ!
植えつけは4月下旬〜5月上旬が「◎」
トマトの苗は、ホームセンターなどで4月上旬ごろから販売されていますが、あまり元気な苗でないことが多いのと、植えつけたとしても寒さ対策をする必要があるのでご注意ください。
関東の場合ですと、ゴールデンウィーク前後が1番良い時期です。

| 作業 | 時期の目安(関東) | ポイント |
|---|---|---|
| 苗の購入 | 4月上旬ごろから販売 | 接木苗。まずはミニトマトから |
| 支柱立て | 植えつけ前 | ラセン支柱を深さ40cmぐらい差し込む |
| 植えつけ | 4月下旬〜5月上旬(ゴールデンウィーク前後) | ニラと一緒に。花房は通路側へ |
| 芽かき | わき芽が小さいうち | 晴れた日に手で取る |
| 水やり | 活着するまで | その後は雨のみ(2週間ぐらい雨がなければ1度) |
| 受粉の手助け | 1番花の花房に4〜5個の花が咲いた時 | 茎を揺らす。着果剤は1花房に1回だけ |
| 下葉取り | 花房に実がつき、葉が16枚以上 | 下葉を全てかき取る |
| 追肥 | 第1花房に実がつきはじめた頃 | 1㎡あたりひと握り(約70g) |
| 摘芯 | 主軸が支柱の上部まで伸びたら | 花房の上の葉を2枚残す |
| 鳥対策 | 実が熟す前 | 三角ネットやビニールを被せる |
| 収穫 | 花が咲いてから約50日 | ヘタ付近まで色づいたら |
苗選びは接木苗が「◎」
トマト栽培の難易度は、「ミニトマト」、「中玉トマト」、「大玉トマト」の順で難しいため、まずは、「ミニトマト」からの栽培をオススメします。
- 接木苗(つぎきなえ):病気に強い根の台木と実のなる穂木を合わせた良いとこどりの苗
- 実生苗(みしょうなえ):タネから育てた苗(販売店では接木苗より安価)
良い苗選びの特徴をまとめてみました。
全部は難しいと思いますがご参考ください。

- 太い茎の苗
- 葉が虫に食べられていないもの
- 節間が詰まっているもの
- 葉の緑色が濃いもの
- 一番花の蕾がついてたり咲いているもの
- 双葉があるもの
- 接木苗(つぎきなえ)のもの
全部の条件をクリアするような苗と巡り合えたら間違いはないですが、なるべく多く条件が一致するものを選びましょう。
ニラと一緒に混植しよう
植えつけ手順!








ニラと一緒に混植をする理由は、トマトがかかりやすい病気から守るためです。
ニラの根に共生する微生物が、トマトの病原菌を減らす役割をしてくれると言われています。
※ニラの代わりにネギでもOK!

支柱を立てて生長をサポートしよう
ここでは、トマト栽培をカンタンにするという目的からラセン支柱をベースにお伝えいたします。

- トマトを植えつけする場所へ事前に支柱を立てる
- 事前に支柱を立てる理由は、根を傷つけないため
- 支柱は深さ40cmぐらい差し込むと倒れにくい
- 生長していく苗をラセンの中へ取り込んでいく
- 生育当初は誘引する必要があるがその後は不要
茎と支柱を挟み込むだけで誘引できる商品(クキタッチなど)を使用すると作業が簡単です。

芽かきで不要な養分を断とう
わき芽は、トマトが生長するとたくさん出てきます。芽が小さいうちに取り除いていきましょう。芽が大きくなってしまうと、わき芽がわかりにくくなります。実際にわき芽をとっていくうちにわかるようになりますので、ポイントをおさえましょう。

- 養分がトマトの実までしっかりと届くように、不要な茎や葉などへいく養分を止めるため
- 芽かきすることで、風通しを良くし、害虫を寄せにくくするため
- 全ての◯のわき芽を芽かきして、1本の茎で育てます。
- オレンジ色の◯を残して赤色の◯を芽かきします。
- 1番花の下のわき芽(オレンジ色の◯)は、非常に強いわき芽となります。このわき芽を取らずに生長させる育て方を2本仕立てと言います。
芽かきの簡単な方法をお伝えします。
芽かきする方法!




- 雨の日は避け、天気の良い日に行う(翌日も晴れだとなお良い)
- わき芽の切り口から病原菌が入るのを防ぐため
- 天気の良い日だと切り口が乾燥して塞がるのを早めてくれる
- ハサミなどは使わず、手で取る(ハサミを使う場合は、十分に清掃してから使用する)
- ハサミに付着している病原菌が、切り口から侵入するのを防ぐため
水やりを控えて糖度を上げよう

乾燥に強く、湿気に弱い野菜です。水を控えめにすると、糖度が増して甘いトマトに育つと言われています。
基本的に雨のみで良いとお伝えしていますが、葉が枯れてきたり、**2週間ぐらい雨が降らない状況**が続いたりした場合は、朝方もしくは夕方に1度水を与えましょう。土をカラカラに乾かしたままにすると、実のお尻が黒くなる「尻腐れ」の原因になります。
水を控えるときの注意(尻腐れと実割れ)
本などから調べた一般的な情報です。水やりは控えめでかまいません。ただ、次の2つは水分と関係があります。
- 尻腐れ(実のお尻が黒く腐る):カルシウム不足で起こります。土の乾燥や、肥料(窒素・カリ)のやりすぎでも起こるとされています(熊本県)。マルチで土の急な乾燥を和らげ、晴れが続いて土がカラカラのときは水を与えましょう
- 実割れ(裂果):色づいた実に雨が当たると割れやすくなります(Honda の家庭菜園の資料)。この記事の鳥対策のように、実にビニールを被せると雨よけにもなります
受粉をサポートして果実をたくさんつけよう


花房を揺らす
自然に受粉をサポートする方法は、蕾が複数ある時に、茎を軽く叩いて揺らします。揺らすことで花や蕾の中の花粉が分散して受粉する確率を上げてくれます。

ホルモン剤散布
人工的に実をつけさせる方法として、トマト用の着果剤(植物ホルモン剤)を使用します。写真のように花以外のところに散布しないように花房を手で挟み、花房全体に1回散布します。**同じ花房に2回散布すると、形の悪い実になりやすいため注意しましょう。**

- 温度20℃以上で100倍の希釈
- 温度20℃未満で50倍の希釈
- 希釈後はペットボトルなどで保存
- スプレーボトルに入れて都度使用する
- 希釈済みのスプレータイプも販売
- 生長点(茎の先端)にかけると葉が縮れるなどの害が出るためNG
第1花房とは、1番目に花や蕾ができ、集まる房のことです。
その後、株元から順に第2花房、第3花房…と背丈が伸び、花を咲かせていきます。
着果剤を使うときの目安
本などから調べた一般的な情報です。種苗会社の資料では、着果剤は第1花房の最初の実を確実につけるために、花を揺らす方法と合わせて使い、3段目の花房までで終えるとされています(サカタのタネ)。1つの花房で2〜3個の花が咲いた日に、蕾も含めて散布します。
使う前に、商品のラベルに書かれた倍率・回数を必ず確かめましょう。
下葉を取って病気と害虫を予防しよう

- 果実に日光が当たりやすくなる
- 風通しが良くなる
- 害虫が来にくい
- 病気になりにくい
- 葉を取った分、果実や上部の葉へ養分がいく

第1花房に実がついたら追肥しよう

トマトの第1花房に実がつきはじめた頃、畝の肩、もしくは畝の通路に化成肥料(8-8-8)をまきます。
量は1㎡あたりひと握り(約70g)で、土と混ぜ合わせます。
2回目以降の追肥の目安と、やりすぎの注意
本などから調べた一般的な情報です。この記事の追肥は1回目のやり方です。資料では、次のように続けるとされています。
| 回 | 時期 | やり方 |
|---|---|---|
| 1回目 | 第1花房の実がピンポン玉くらいになった頃 | 畝の肩にまき、軽く土寄せ |
| 2回目 | 第3花房の実がピンポン玉くらいになった頃 | 1回目と同じ |
| 3回目以降 | 株の育ち具合を見て(20日おきが目安) | 葉の色や勢いを見て量を加減 |
- 出典:1回目・2回目はサカタのタネ、3回目以降の「20日おき」は Honda の家庭菜園の資料
- 肥料を与えすぎると、葉ばかり茂って実つきが悪くなります(Honda)。尻腐れの原因にもなります(熊本県・サカタのタネ)
摘芯して栄養を果実へ送ろう

支柱の上部(管理で届くところ)まで主軸が生長したら、支柱先端に近い花房から、上部2枚の葉を残して摘芯します。※写真は第9花房まで残して先端を摘んでいます。
摘芯せずにそのまま生長させても問題はないのですが、美味しいトマトの実は第5〜7花房(目安)までと言われています。
三角ネットやビニールを被せて鳥から守ろう


トマトが熟す前に台所用の三角ネットやビニールなどを利用して、トマトの花房に被せましょう。
ネットなどを被せた口をしっかり塞ぐことで、害虫の侵入を防ぐこともできて一石二鳥ですよ。
ヘタ付近まで色づいたら収穫しよう

美味しそうな色に熟したトマトは、鳥などに狙われる可能性が高くなりますので注意しましょう。
ミニトマトと大玉トマトの違い
本などから調べた一般的な情報です。大玉トマトは1つの花房に実が多いとき、4〜5個に減らす「摘果」をします。ミニトマトは摘果しません(サカタのタネ)。初めての方にミニトマトをすすめる理由の1つです。

かかりやすい病気と害虫の情報
トマトにかかりやすい病気と害虫の情報を、多くの本やこれまでの経験からまとめてみました。
本などから調べた一般的な情報です。株や葉、実に出た症状から、何が原因かを探せるように「症状から引ける早見表」にしました。名前の章で、詳しい予防と対処を紹介しています。
| こんな症状 | 考えられる原因 | まずすること |
|---|---|---|
| 日中にしおれ、朝夕に戻る。やがて緑色のまま枯れる | 青枯病(細菌) | 株を根と周りの土ごと抜いて処分 |
| 新しい葉の縁が黄色くなり、巻いて縮れる | 黄化葉巻病(ウイルス) | 株をコナジラミごと袋に入れて処分 |
| 葉に水がしみたような斑点が広がり、湿ると白いカビ | 疫病(カビ) | 傷んだ葉や実を取り、畑の外へ |
| 葉の裏に灰白色〜緑褐色のビロードのようなカビ | 葉かび病(カビ) | 傷んだ葉を取り、風通しを良くする |
| 実のお尻が黒く丸く腐り、へこむ | 尻腐れ症(生理障害・うつらない) | その実を摘み取り、土を乾かしすぎない |
| 色づいた実が割れる | 裂果(生理障害) | 実に雨を当てない |
| 実にまるい穴があき、中に糞 | オオタバコガ(害虫) | 穴が1つなら実を割って幼虫を探す |
| 色づいた実が食べられて欠けている | 鳥 | 熟す前にネットやビニールを被せる |
細菌による伝染!青枯病
細菌による病気で、土中に増えた病原菌が根から侵入して水分を上がらなくさせ、そのまましおれます。
全体的に元気がなくしおれてしまう。後に枯れていく。
5月〜8月
根、葉
- 発病したら、効く農薬はない
- 発病したら周りに伝染しないように根っこや周りの土ごと抜き取り処分する
水不足との見分け方
本などから調べた一般的な情報です(島根県)。
- 水不足なら、水をやれば戻ります。青枯病は、日中しおれて朝夕や曇りの日に一時戻ることをくり返し、数日のうちに緑色のまま枯れます
- 地際の茎を切って水につけると、切り口から白いすじのような汁が流れ出ます。茎の中が茶色く変わっていることもあります
- 気温30℃以上の暑い時期、水はけの悪い畑で出やすく、根の傷から入ります
カルシウムの欠乏!尻腐れ症
病原菌によるものではないので、伝染することはありません。
果実の下部が黒色の円形に腐り凹んだように見える。
6月〜8月
果実
- 果実に症状が出た場合、改善することはないので摘み取る
尻腐れはうつらない。原因は育つ環境
本などから調べた一般的な情報です。尻腐れは、病原菌ではなく、カルシウムが実まで届かないことで起こります。熊本県の資料では、急に暑くなる時期に株が勢いよく育つとカルシウムが足りなくなるほか、肥料(窒素・カリ)のやりすぎ、土の乾燥でも起こるとされています。尻腐れの実が出ても、ほかの株にはうつりません。
ウイルスによる伝染!黄化葉巻病
病気にかかった株にタバココナジラミという害虫が寄生して汁を吸い、他の株へ移動して汁を吸うことでさらに伝染して広がります。
新しい葉の縁から黄色くなり、葉が巻いて縮れる。株の先が縮こまり、花が落ちて実がつきにくくなる。
4月〜10月
葉
- 害虫が嫌がる光の反射を利用してシルバーマルチを敷く
- 周囲の除草をしっかりとして害虫の住みかをなくす
- 風通しをよくして害虫の住みかをなくす
- 発病した株は、伝染源になるため、虫ごとビニール袋等に入れて廃棄する
うつるのはコナジラミから。手や土からはうつらない
本などから調べた一般的な情報です(島根県)。
- 黄化葉巻病のウイルスを運ぶのは、タバココナジラミという小さな白い虫だけです。手や作業、種、土からはうつりません
- 苗のうちや、育ち始めにかかるほど症状が重くなります。ミニトマトは比較的症状が軽いとされています
- 発病した株は、上の対処方法のとおり、コナジラミごとビニール袋に入れて口を閉じ、処分します(京都府)。収穫を終えた株や畑の周りの雑草も、放っておかずに片づけましょう(京都府)
食害性害虫!オオタバコガ
生長するにつれ、新芽、蕾、そして果実に穴をあけて食害します。

果実にまるい穴があいている
6月〜10月
果実、茎葉、蕾
- 葉の先端が萎れていないか観察する
- 葉に食べた痕跡や糞がないかを観察する
- 幼虫を見つけ次第、捕殺する
- オオタバコガが侵入しないようにネットなどで花房を覆い、口を結ぶ
- 果実に穴があいている場合は摘み取り、中に幼虫がいたら捕殺する
- 幼虫がいない場合は、周辺の果実を観察して幼虫を発見して捕殺する
実の穴の数で、中の幼虫を見分ける
本などから調べた一般的な情報です。島根県の資料(ピーマンのタバコガ類)では、幼虫は実に入る穴と出る穴の2つをあけるとされています。
- 穴が1つ:中に幼虫がいる可能性が高い。実を割って確かめる
- 穴が2つ:幼虫はもう出ている。近くの実に移っていないか探す(1匹が何個も実を渡り歩く)
- 被害は6月下旬から見られ、8月〜9月に多い
カビが原因!疫病
雨が続いたあと、葉に水がしみたような斑点が出て、黒っぽく広がったら「疫病」を疑いましょう。カビの仲間が原因の病気です。
- 症状:葉に灰緑色の、水がしみたような斑点ができ、暗い褐色の大きな斑点に広がる。湿ると白いカビが出る。茎にも暗い褐色の斑点ができ、わき芽をかいた跡から出やすい。青い実がやけどのような暗い褐色になって腐る(島根県)
- 発生時期:露地では6月〜7月の梅雨の時期と、10月以降の長雨の時期(島根県)
- 被害部位:葉、茎、果実
- 予防方法:雨のはね返りで広がるので、マルチや敷きわらで泥はねを防ぐ(Honda)。芽かきは雨の日を避け、晴れた日に行う(この記事の芽かきの章)。トマトのほか、ジャガイモ・ナスにもかかる病気(島根県)
- 対処方法:傷んだ葉や実は早めに取り、畑の外で処分する。病原菌は傷んだ株の中で土に残り、冬を越すため(島根県)
カビが原因!葉かび病
下の方の葉の裏に、灰色がかったカビが広がってきたら「葉かび病」を疑いましょう。
- 症状:葉の表がうっすら黄色くなり、裏に灰白色のぼんやりした斑点が出る。やがて灰黄色〜緑褐色のビロードのようなカビになり、葉が枯れる。下の葉から上の葉へ広がる(島根県)
- 発生時期:気温20〜25℃で、湿気の多い時期。夜から朝の露で広がる(島根県)
- 被害部位:葉
- 予防方法:この記事の下葉取りで風通しを良くし、湿気をこもらせない
- 対処方法:カビの出た葉は早めに取り、畑の外で処分する(傷んだ葉の中で冬を越すため。島根県)
まとめ
- 準備と苗:高畝で水はけ良く。ナス科を続けて育てた場所は避け、接木苗を選ぶ。まずはミニトマトから
- 植えつけ:関東ではゴールデンウィーク前後。ニラと一緒に植え、花房を通路側へ向ける
- 芽かき:わき芽は小さいうちに、晴れた日に手で取る
- 水やり:活着した後は控えめでよい。ただし土をカラカラに乾かしたままにしない
- 受粉と追肥:花房を揺らして受粉を助ける。第1花房に実がついたら追肥し、その後も実の育ちを見て続ける
- 鳥対策と収穫:色づく前にネットを被せ、ヘタ付近まで色づいたら収穫
- 病気と害虫:症状の早見表で見当をつける。青枯病・黄化葉巻病は株ごと抜き、カビの病気は傷んだ葉を早めに取る
トマト栽培を初めてされる方が、抵抗なく楽しく栽培していただけるように、私の経験から具体例を取りまとめてみました。
これらをご参考いただき、いろいろな栽培方法(土づくりや肥料など)を考えて、家庭菜園を楽しんでくださる方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。








